５月に２回目の旅行、我が家にしては珍しく贅沢なことなのだが、泊まるのはいつもの伊東園だから出費はできるだけ抑えるわけで。計画をしたきっかけは、伊東園でもらったサービス券の期限が５月中だったという単純なこと、せっかくの券を無駄にできないという貧乏根性丸出しなのだが、何とか言い訳を考えて出かけようという魂胆が見え隠れしているのも事実だ。
伊豆旅行と言えば、三島でウナギを食うというのが我が家のしきたりだが、あいにく月曜日は定休日なので諦めた。
新東名の長泉沼津ICを出て、伊豆縦貫道に入る。途中、有料道路を2カ所通過して、月ヶ瀬の道の駅に到着。キッチンカーで売っていた「修善寺バーガー」で昼食とする。あまごを揚げたカツが香ばしくて、まずくはなかった。
今日の宿は、「松崎伊東園ホテル」。海岸沿いにあり、夏の海水浴シーズンにはさぞや混むだろうと思われる最高の立地だ。すぐにチェックインの手続きをして、あとはロビーで待たせてもらった。2時過ぎには鍵をもらえたので、部屋へ。
ドアを開けて入るなり、鼻をつくタバコの匂い。このホテルは禁煙室がないとかで、どの部屋も喫煙可能となっている。今どき珍しいが、このままだと客は先細りになるだろうと心配になる。
浴衣に着替える前に、ホテルのそばにある「厳島神社」に行ってみることにした。急な階段を上って行くと、何んとも味のある厳かな雰囲気の神社が佇んでいた。何となく一人で来るのは怖いが、一番怖いのは角度のある階段だ。女房が転がり落ちなくて、良かった。
部屋に戻り、温泉へ入りに行く。外の景色も見えず、ホテルの規模の割に小さめの湯舟。ホテルの前身は、ビジネス客相手の気取ったホテルだったのかな。
食事は、もちろんバイキング。特注でアワビのバター焼きを頼んでおいたが、それがなければ少し寂しかったかも。
夕食後、カラオケへ。部屋は広いが、一か所しかないようだ。まあ、他の部屋の声が聞こえないから、いいけど。すぐに隣にライバル心を燃やす女房にとっては、物足りなかったかも。
部屋のベランダに、鳥が何度もやって来る。あまりに回数が多いので確認してみると、庇の下に穴が開いている。そこに巣があって、ひなでも育てているのだろう。このホテルで唯一、心を和ませてくれたのが鳥だとは、残念。
他に気になった点、４つあるビールサーバーのうち使えるのは１つだけだった（泣）。
道の駅を出て、県道を天城峠方向へ南下する。新天城トンネルを過ぎると、道は下り坂。バッテリーへの充電が進んでいくが、満充電になると回生ブレーキが効かなくなるのが不便だ。下り坂が続くときには回生ブレーキほどありがたいものはないのだが、満充電時の改良が待たれるところだ。
ループ橋を過ぎ、しばらく行くと、開通したばかりの「河津下田道路」へ右折。河津七滝ICから河津逆川ICまでの短い区間だが、トンネルが通ったので下田方面へのアクセスはグッと良くなった。
そこから松崎へ走り、今日の宿に着いたのは午後1時過ぎだった。
