チェックアウトして、高山方向へ車を走らせる。一旦、「道の駅 はなもり清見」で休憩。その後、東海北陸自動車道の飛騨清見ICから高速に入る。一気に北上し、五箇山ICで下りた。すぐに行ったのが国指定重要文化財「岩瀬家」。日本最大の合掌造りとか。当主が囲炉裏の脇で説明してくれ、とても分かりやすかった。
元々は加賀藩の塩硝を取りまとめていた藤井家が加賀百万石の威光を示すために建てた立派な建物で、お城などにしか許されていなかったケヤキ材がふんだんに使われているとのこと。
有名な「こきりこ節」は、この地方のものらしく、竹でできたこきりこの音を出して聞かせてくれた。
次に、９戸が残っている世界遺産菅沼集落へ。駐車場からエレベーターで集落へ下りていくのだが、トンネルの中が涼しくて気持ちがいい。外は夏の気温で少し歩くと汗が吹き出すから、日陰が貴重だ。
集落の中にある民俗館と塩硝の館を見学したが、説明が丁寧で良かったが、知っていることばかりだったので、もう合掌造りの見学はいいかなと思った。
次に行ったのが、世界遺産相倉合掌造り集落。こちらは観光地化されていて、外人さんばかりが目立つ。集落を一周して車に戻ったが、暑くて参った。
早く宿に行きたいので、早々に切り上げた。
今日の宿は、白川郷にある共立リゾートの「結いの庄」。2019年にオープンした施設だから、新しくて気持ちがいい。部屋はスタンダードだから風呂はなくシャワーのみ。２つある貸切風呂に入って、部屋に戻ってからしばらくして、時間を見ようと腕を上げると、時計がない。風呂に忘れて来たのかもしれないので、まずはフロントに電話して届いてないか確認。ないというので貸切風呂を見に行ったが、どこを探してもなかった。もう次に入った人に持って行かれただろうが、運動量などを記録できるスマートウォッチなのでショックだ。落ち込みながら部屋に戻ると、中から女房の明るい声が。「あったよー」。フロントの人がすぐに行ってくれて、見つかったらしい。感謝！
夕食は、食事処で。広い部屋の中が区切られていて、他の人を気にせず食事ができる。料理は共立クオリティだから、十分満足できるものだった。担当する係員が、誰かに似ている。しばらく考え、思い出した。将棋の豊島元名人だが、本人に聞いてみると何度も言われます、とのこと。やっぱり。その後、施設内で会うと向こうから「豊島です」とボケていた。
今回は株主価格で泊まれたから良かったけど、普通に泊まると高いんだべな。
部屋に戻ってすぐ寝てしまったが、女房は夜食のそばも食べて来たとか。しっかり者である。
