時間もちょうどいいので、宿に向かうことにした。今夜の宿は、大門湖より少し上流の「ペンション銀の森」。森に囲まれたくつろぎのペンションで、客室は花をテーマにしたレトロなデザイン。浴室は共用、内風呂の温泉が
2 つあり、1 つはガラス張りで外の景色が楽しめる。薪ストーブがある居心地の良いダイニングルームもあり、夕食はイタリア料理を楽しめる。
赤毛のアンの島（カナダ プリンス・エドワード島）の写真などで有名な、写真家吉村和敏さんの作品を常設展示している。
夕食は、フレッシュな高原野菜やフルーツでを使ったイタリアンテイストなコース料理。メインは、やわらかくてジューシーなサーロインステーキだ。勿論、飲み物はワインを選んだ。
泊っているのは２組だけ、天気が良ければ満天の星空を静かに眺められたはずだが、それもできず。いつものように、酔っぱらってすぐに寝てしまった。
清里の気温は11度、雨も降りそうで寒い。宿に行く前に、時間調整で「道の駅南きよさと」に寄った。隣接する「南八ヶ岳花の森公園」に行こうかと思っていたが、天気が怪しいので断念。
地場産品などを見て歩くが、買いたいものはなかった。
この道の駅には、過去に何度か来ているのだが、少し気になることがある。道の駅の機能の中で大きいのは、やはり快適なトイレだと思うのだが、ここのトイレはハッキリ言っていただけない。ウォシュレットがないのは言うに及ばず、清潔さが不足しているし、「故障中」で使えない個室がいくつもある。直す気がないのか、掃除が楽なように制限しているのか、分からない。夏のシーズンになれば、改善されるのだろうか。駅長の姿勢にもよるだろうが、道の駅愛好家としては寂しい限りである。
家族連れで混み合う夏休みを避けて、そしてできれば梅雨入りを避けて、我が家の夏旅行を計画することにした。直前まで梅雨入りは遅れるという情報だったのに、出発の数日前に梅雨入りが前倒しとなった。残念だが、自然には勝てないので、晴れてくれることを祈って出かけることにした。
出発当日の朝、女房が階段を駆け上って来て言うには、近所の駐車場に体のイカツイ人たちが集まっているとか。確かに、パトカーを含め関係車両が数台、関係者は10数人というところか。テレビの警察24時でよく見る「ガサ入れ」のようだ。こうなったら事実を確かめたいと考え、完璧な野次馬となり現場に行ってみた。道路の入り口に警察車両が止まり、刑事？の２人が入って来る車両に目を光らせている。その一人に軽く声をかけた。「ガサ入れですか？」。そうだと言う。県警ではなく、警視庁だとか。その後、車両を積めるトラックも来て、車を押収して行ったようだ。女房とは、給付金サギかな、なんて言いながら、旅行に出発した。
後日の情報では、女性の殺害事件で３３歳の男が逮捕されたとか。テレビ局の取材が我が家にも来たが、全く知らない人なので、期待したコメントは取れなかったようだ。
２４６を走り、小山の須走から東富士五湖道路に入る。大月JCから中央高速に入り、須玉ICを下りた。清里ラインを北上し、「萌木の村」に着いたのが、ちょうど１２時だった。
昼食はボリュームのあるカレーが有名な、「ROCK」と言う店。いつもなら行列ができるほどの有名店らしいが、気温10度そこそこの寒さのせいか少し並んだだけで入店できた。最もスタンダードなROCKビーフカレーを注文したが、店員さんが盛んにレギュラーサイズでいいですかと確認する。ハーフもありますよと親切に言ってくれたが、２人を見くびってはいけない。ところが、品物が届いて納得。高齢者には結構なボリュームだが、２人は難なくペロリ。 食後は、村にある店を見て回ったが、休みの店も多くて、ゆっくり見ることはできなかった。
