夕食は、洋食のコース料理。品数も味も量も十分で、自分は最後のご飯は食べられなかった。もちろん、女房は食べたけど。
スタッフの若い女性の感じも良くて、快適な時間を過ごした。隣の客は欧米人だったが、そのスタッフが流暢な英語で対応していた。海外生活があるのか聞いてみると、カナダに１か月程住んでいたことがあるとか。なるほど。
この宿には、夜食のサービスもあるのだが、さすがに満腹で食べる気にはならなかった。珍しく女房も、食べに行こうと誘わなかった。
部屋にコーヒー豆から飲めるようにセットしてあるのだが、下に降りれば自由にコーヒーが飲めるので、淹れる気にならなかった。
夕食時のワインが効いたのか、いつもより早めに寝てしまった。
まだ２時を過ぎたばかりだったが、宿に行くことにした。今夜の宿は、「ラビスタ富士河口湖」。今回で、２回目だ。前回泊った時の印象が良くて、また来てしまった。
まずは、温泉へ。貸切風呂が４つあって、空いていれば２４時間いつでも利用できる。もちろん、今回はまだ時間が早いから入り放題だったので、「竹風呂」にした。まだ入ると言う女房を残して部屋に戻ったが、結局女房は全ての風呂に入って来たとか。部屋にも湖が見える素敵な風呂があるが、残念ながら温泉ではない。
このホテルの良さは、コーヒーなどの飲み物はいつでも自由に飲めるし、冷蔵庫の飲み物は無料、風呂上りにはアイスキャンディやコーヒー牛乳などが無料、という所。つまり、タダに弱い人向けなのだ。
今年の暑さは、半端ない。５月に真夏日になるとは、この先が末恐ろしい。夏休みが来る前に、避暑地に行くしきゃない。そう考えて、山梨に行く計画を立てた。
富士五湖や八ヶ岳周辺は、家からそう遠くないこともあって、家族旅行をしている頃からしばしば訪れた場所だ。最近では夫婦で旅をするだけだが、ゆったり時間を過ごしたい二人にとっては最適な場所の一つである。
10時頃に家を出て、ガソリンを満タンにしてから、出発。２４６を小山の菅沼で右折し、須走ＩＣから東富士五湖道路に入る。平日ということもあって、車は空いている。気持ちよくドライブを楽しんでいると、あっという間に山中湖ＩＣで一般道へ下りることになった。
昼食は、テレビでよく紹介される「ほうとう不動 東恋路店」に寄った。独特な外観、白を基調としたシンプルモダンのカジュアルな店内だが、まだ空席ばかりなのに他の客と向かい合わせに座らされるのには閉口した。お互い、会話も遠慮がちになって、ほうとうの味も何だか味気ないものに感じた。やはり、いつもの「小作」の方が美味いと言うのが、二人の感想。
河口湖畔にある「大石公園」に寄ってみた。富士山を望むのどかな公園で、湖畔の遊歩道に、ラベンダーなど季節の花が咲き誇っている。天気が良ければ湖越しに富士山が見えるはずなのだが、全く姿を見せてくれなかった。
公園の横にあるのが、「富士大石ハナテラス」。まだ新しく整備されたばかりの敷地内には、多くの草花が咲いて、小さなせせらぎが流れ、気の利いたお洒落な店が配置されている。店の中を見て回るだけで楽しくて、普段はお土産など買わない自分が、珍しく買ってしまった。
車に戻る前に、河口湖自然生活館に入って、「富士山の見えるカフェ」でソフトクリームを食べた。二人の店員さんは、余程暇なのか、スマホをいじりっぱなし、何かを食べながらおしゃべりばかり。せめて、客に見えない所でやって欲しい。