夫婦で旅行2018伊豆高原8月

　朝食は、バイキング。以前には数品がテーブルに運ばれてから、好きなものを取りに行くパターンだったが、今回は全て自分で取りに行くように変わっていた。スタッフの負担を減らすために、働き方改革を進めているのかな。
　チェックアウトは１１時、その前に１時間だけカラオケをやることにして予約を入れておいた。荷物は車へ移動させて、清算も事前に済ませておく。とことん、宿を遊びつくすということだ。でも、結局、温泉は貸切で１回入っただけだった。女房は大風呂にも何度か入って、しっかり元は取った。

　チェックアウトして、旅の駅に行って、作戦会議。観光案内で、どこに行こうか検討したが、行ってしまったところばかり。川奈にあるアジアンショップでは買い物ついでに昼食もできるとのことで、行ってみることにした。
　店は「アジアンオールドショップＩＺＵ」で、店の中は広く、品数も豊富。女房の好きそうな物ばかり並んでいて、迷っているようだ。お土産は早く決めてもらって、昼食へ。
　ナシゴレンとヨーゴレンという、チャーハンと焼きそばがプレートに乗っている料理を注文、アジアンフードは初めて食べたが、意外に美味かった。甘辛い味付けは、癖になりそう。また、行きたい。

　今日の宿は、大川温泉にある、「風月無辺」と言う宿。山の斜面に建っているから、海の眺望が抜群らしい。
　駐車場に車を止め、モノレールでフロントまで斜面を上がる。高度が高くなるにつれて、海や遠くの山が視界に飛び込んでくる。４分ほどのアプローチだが、感動を演出するには十分だ。
　チェックインを済ませ、部屋へは斜面をカートで移動する。ゴルフ場にある、自動で動くカートだ。今回の部屋は、２階建ての離れの、１階部分。離れは、全室露天風呂付きだ。遮るものが何もないから、景色は最高だ。まあ、台風の日は泊まりたくないけど。
　早速、部屋の温泉に入る。何という贅沢、貧乏人がこんなことしていていいのか、誕生日くらいいいじゃないか、と心の声が聞こえる。部屋から出ると、女房がいつもより怖い顔をしている。2階の音が響くというのだが、確かにドタンドタンと凄い音。子供が嬉しくて跳ね回っているのだろうと、我慢することにした。
　大風呂に行った女房が帰るなり、大声で報告する。風呂場の横を子供のイノシシが通ったとか、友達のように「ウリボー」と呼んでいる。すごい環境に建っているのは、間違いないようだ。
　食事処まで行くのも、カートが迎えに来てくれる。部屋ごとの個室で、贅沢な料理を堪能する。刺身を見るたびに、山梨の旅館を思い出してしまい、女房と笑う。
　スタッフの女性に部屋の音の話をすると、離れには子供は泊まれないとか。スタッフが注意するから、フロントに電話するように言われた。下の部屋のことなど全く配慮もできない大人とは、少し驚いた。遮音のできない建物の造りも、残念だ。
　それ以外は、いい宿なのに。

　時間があったので、一碧湖で時間つぶしをするつもりで、以前泊ったことがある「花べるじゅ」という宿へ行ってみた。最近、喫茶も始めたという情報が出ていたから、ケーキでも食べようと思ったのだが、夏休みは宿の方が忙しくて喫茶の方は予約客だけとか。
　予定が狂ってしまったので、一碧湖畔を歩いてみることにした。草が伸びて湖面が見えない上に、スズメバチに注意と看板が出ているのでは、歩く気はなくなってしまう。
　蜘蛛の巣にかかったセミを助けてあげて、蜘蛛には夕飯をお預けにしてやった。
　　