今日の宿は、十勝川温泉にある「ホテル大平原」。ここの一番のウリは、少し茶色をした植物性モール温泉。肌が滑らかに、しっとりする美人の湯だそうだ。
食事はツアーでは定番のバイキングだが、好きなものを腹いっぱい食べられるので、女房は好きだ。いつものことだが、食べ切れるのか心配になるほど取ってくるが、キッチリ食べきるのが女房のすごい所だ。
旅の疲れと、オリジナルの黒ビールが効いてしまい、すぐに寝てしまった。
退職してからは毎月、どこかに出かけている。預金通帳の残額が少なくなっていくのは辛いものがあるけど、40年近く頑張ってきたんだから、そのくらいはいいじゃないか。それに、これも終活の一環だと思えば、金なんか心配していて人生の大事な時期を無駄にしてはいけない、とも思うのだ。
今回は、女房がずっと前から言っている「富良野の花畑」を見ることにした。ツアーとしては、「北海道ガーデン街道と富良野・美瑛・ノロッコに乗車！しあわせな食事の時間と彩り絶景 ３日間」というものだ。
羽田空港の駐車場の予約は30日前からできるのだが、その日にP3は予約が既に一杯だったので、仕方なくP2を予約。朝8時の集合時間に余裕を持って行くために、家を出たのは5時半だった。途中の海老名で休憩して、羽田空港には7時に到着。第1ターミナルからバスに乗って第2ターミナルへ移動、全て順調だ。家から空港へ車で来るのは2回目なので、今日は余裕を持って来れた。
保安検査でベルトのバックルが金属として反応してしまい、外してもう一度通過。ズボンが落ちなくて良かった。9時発のANA55便で新千歳空港までの、約1時間半の空の旅。飛行機に乗ると、つい最悪のことを考えてしまうが、いつも杞憂に終わるのだ。
新千歳空港でツアーの参加者が集まると、やはり今回も大半は老人、ほとんどは女性だ。バスが走り始めてガイドさんの話が始まっても、静かにするどころか大声での話が続く。だからツアーは嫌なんだと後悔しても、時既に遅しである。ガイドさんの話にいつも感動させられる事が多いので、よく聞きたいのだが無理みたい。次からは、品のいい人たちが参加する上級のツアーにしたいものだ。
昼食会場の「十勝ヒルズ」までは休憩を挟んで2時間20分の移動、さすがに北海道はでっかいどうだ。食事は、地元で収穫した十勝産お豆など使用した和食膳だった。食後、キレイに整備されている庭を散策。
次に、「マルセイバターサンド」で有名な六花亭が運営している「六花の森」へ。広い敷地に草花が配置され、沢が流れ込んでいて、いい感じ。小さな小屋が、それぞれ展示館になっている。
自然の草花を見ながら散策するだけでも十分だけど、駐車場に隣接する建物では六花亭のお菓子やオリジナル商品が買えるから嬉しい。我が家は、お土産は帰りの空港で買うことにしているから、何も買わずに見るだけだけど。
園内で蚊に刺された足が、やけに痒かった。