た  び
でも釣りはなし
2017年5月21日(1日目)
悲しい歴史を忘れないために

 退職記念に飛鳥Uでの船旅も考えていたが、高齢な親がいるうちは無理だと諦めた。そこで、前からテレビなどで見て行きたいと思っていた竹富島などの沖縄の島へ行くことにした。体が動くうちに、行きたい所に行っておかなくてはという、終活の一環でもある。
 今回のツアーは、「ゆったりめぐる八重山4島4日間」というもの。歩く距離もほとんどなく、見学場所での時間も十分とってある。そのためか、参加者がほぼ高齢者ばかりで、老人会の旅行という感じだということが、後でわかったのだが
 集合場所の羽田空港へは、初めて車で行くことにした。駐車場をネットで予約して、羽田空港の分かりにくい構造を事前に調べて、Youtubeも参考にして準備した。
 朝8時、出発。東名を横浜町田ICで出て、横須賀方面へ。狩場ICから湾岸線へ、ベイブリッジを通って何とか無事羽田空港へ到着。駐車場の予約車入口もすぐに分かった。
 1時間以上も前に集合場所に到着、係員が来るのを待っていたが、集合時間を過ぎても現れず。旅行カウンターで聞くと、待っていなくてもすぐに手続きできたようだ。損した。

対岸に見えるのが竹富島

エンジンの横の席

 すぐ近くの宿へ移動、泊まるのは「石垣島ビーチホテルサンシャイン」。ホテルの直ぐ前がビーチで、その先に竹富島が見える。今日明日と2泊、ここに泊まる。連泊だから、2日目は荷物を置いていけるので便利だ。
 夕食は6時、近海物の刺身、ローストビーフ、天ぷらなどなかなかのご馳走だ。もちろん、飲物はおじい自慢のオリオンビールだ。軽い口当たりで、おいしい。これ以降の食事では必ず出たのが、「もずく」だ。沖縄の名産なのかな。

 旅の疲れか、部屋に戻ってベッドで横になったら、そのまま寝てしまった。
 

 沖縄は梅雨入りしているとのことで、曇り空。最初に行くバンナ岳展望台では、小雨だとのこと。数日前のツアーでは、土砂降りの中だったようだから、小雨ならついている。
 本来なら竹富島、西表島、小浜島の各離島や天候が良い時は遠く黒島や波照間島まで見渡すことが出来るらしいが、辺りは白い霧の中。添乗員さんも、全員がバスから降りてくれたことを喜んでいた。
 次に、唐人墓へ。昔、アメリカの奴隷船に乗せられた中国人が暴動を起こして、船長などを殺害して逃げたとか。八重山の人たちに収容されたが、その人達の墓らしい。
 


本当なら素晴らしい景観が
石垣空港は新しくてキレイ
軽くてうまい
豪華でしょ?
「もずく」が中心に
2日目へ

 飛行機はANAの石垣島直行便、普通は那覇空港経由らしいからありがたい。飛行機に乗る時は、いつも最悪の事態を考えてしまうが、この歳まで生きてこれたから悔いはないと思えるようになった。それでも、椅子の下の救命胴衣をちゃんと確認したから、死にたくはないわけで。
 約3時間後、無事石垣空港に到着。添乗員さんは沖縄本島に住むミツイさんという、明るい女性だ。動きの悪い老人会の世話だから、大変だろうな。


腹が減っては旅行はできぬ