2時、今日の宿である今井浜の今井荘に到着。入ろうとすると、車の前に何かがある。よく見ると、大きなアオダイショウが横切っていく途中だった。宿の守り神かもしれないので、車で踏まないように気をつけて入っていく。
この宿に来るのは初めて、以前から高い旅館だとの認識でいたが、我が家でも来れるのだから誤解だったようだ。
部屋は和室の二部屋、窓の外には海が広がっている。いわゆるオーシャンビューというやつだ。安いプランだから部屋に温泉があるわけでもないし、貸切風呂に入れることもない。
大風呂に行ったが、他のお客さんもいなくて、ゆっくり入れた。出る頃になって大陸から来た親子連れが入ってきたが、日本のマナーも知らないんだから仕方がない。それよりも、お金を沢山落としてほしい。
夕食まで時間があったので、海に出た。サーファーなのか、荒れた海でも入っている人がいた。外人の母親と娘が水着で泳いでいたのには、驚いた。
七滝観光センターに駐車して、川沿いを散策する。水量は増えていて、濁りもわずかに残っている。釣りには最高なのだが、そんな予定はない。
初景滝まで歩いて、踊り子像と一緒に写真を撮って。道はさらに上流に続いていたが、階段を登る気がしないので止めた。そういえば、前回もここで終わりにしたような気がする。
車に戻る途中、お店でわさびソフトを食べた。これが驚き、ほのかにわさびの香りがする程度かと思っていたが、結構しっかり辛い。子供じゃ、無理そうだ。
楽しみなのは、やはり夕食。いい板前さんがいるのだろうか、料理は手の込んだしっかりしたものばかり。やっぱり旅館は、料理だね。「あらばしり」という地酒720mを二人で飲んだが、これがあとで効いてしまった。
松茸、アワビ、金目鯛など、普段は食べられないものが嬉しい。我が家では、いちばん大切なのは食欲のようだ。
冷酒が効いてしまい、部屋に戻ったらそのままバタンと寝てしまった。あとで聞いたら、女房も同じだったようだ。
幸せだなぁ。