１０時、箱根彫刻の森美術館に行った。子供たちが小さい頃、連れてきた記憶はあるのだが、女房と二人で来るのも悪くない。ただ、ここに来た理由は、無料招待券が２枚あったからという、ごく単純なものだ。
雨は時折降ってくる感じで、だいぶ弱くなってきた。濃い霧に彫刻が隠されて、何だかいい雰囲気だ。川が近いのだろうか、あちこちに沢蟹が歩いている。
ピカソ館やヘンリームーアとかヴァンジとか、マツコデラックスのような巨人などを堪能した。
昼食は、美術館の中にある「箱根飲茶楼」で中華料理。味はとても良かったのだが、時々調理場の方から聞こえるゴーッという火力の音が、大涌谷を連想させるから不思議だ。
朝、窓の外では強い雨が降っている。天気予報では、昼からは晴れるらしいが、予定では午前中は屋外での行動となる。
朝食は、和食。お粥を頼んでおいたので、胃には優しそうだ。好き嫌いがないので、全て食べつくしたが、少し足りない。お粥をお代わりしたいのだが、係の人がずっと下を見ていて目を合わそうとしない。こういう場合は、係の方から「お代わりはいかがですか？」と聞くくらいの配慮がほしいのだが。それに、常にお客さんの方を見ていないのは、どうなの？
なーんて、少しくらい旅行に行っているからと言って、偉そうに評論家のような口をきいてしまう。反省しなければ。
チェックインまで時間があるので、少し芦之湯方向に走って、精進池の近くにある石仏群を見ることにした。
池のほとりに資料館があり、駐車場もある。歩いて石仏を見て回るのだが、平坦なので疲れることはない。岩に掘られた仏様が、昔の旅人を慰めたのであろう。
その後、時間調整も兼ねてホテル小涌園のラウンジでコーヒータイム。庭を一望できるテラス席で、おいしいケーキを食べる。そして、２時少し前に、宿に向けて出発。
３時半から５時までは、無料のカラオケタイム。だが、どうもリモコンの調子が悪い。１台のリモコンだけでやっていたが、不便なのでフロントに電話すると、とりあえず部屋を替えてくれた。今度は２人では広すぎるような部屋で、快適。１時間半は、あっという間に過ぎた。
５時半から、夕食。フロントといい、レストランといい、係の人たちが若くて明るくて感じがいい。前日の宿と比べると、社員教育の違いがはっきり出ているようだ。
食事は洋食、運ばれてくるものを次々に平らげていく。そして気がつけば、デザートだ。食事には２時間程度かかると聞いていたのだが、たった５０分だった。係の男の人に「速すぎる？」と聞くと、「ははは」との返答。否定しないということは、「あのお客さん、すごいスピードだよ」とか、スタッフで話していたのかも。
８時１０分から、カラオケ再開。２人で交互に歌いまくり、結局、さらに１時間延長して終わったのは１１時１０分。ちょうど調子が出てきたところだったのに、残念だ。４時間半も歌って、物足りないって、何？
今日の宿は、「うたゆの宿箱根」。ここの第一の売りは、カラオケだと思う。なにしろ、経営しているのが第一興商なのだ。
チェックインと同時に、カラオケルームを予約。９０分無料で使えるのだ。貸切風呂も予約、夕食は５時半から。そして夕食後、今度は有料（１時間480円+消費税）になるがカラオケを２時間予約。スケジュールがいっぱいで、忙しいのなんの。
２時５０分、貸切風呂へ。この宿は、廊下もエレベータの中も畳なのだが、風呂場まで畳が敷いてあった。湯船も２人には十分の広さで、のんびり。４０分入れるのだが、出たのは１５分後だった。
2015年5月16日（２日目）
