夫婦で旅行2015早春の伊豆

　１１時１５分、チェックアウト。誰も外まで送ってくれないので、玄関前での記念写真も撮れなかった。アンダでは伊豆高原にも行ったことがあるが、宿によってずいぶん雰囲気やサービスが違うようで、また行くなら次は伊豆高原にしようと心に誓った。別邸は、部屋がいいのにもったいないな。
　まずは、城ケ崎の四季の花公園に寄ってみた。タダ券があるので行ったのだが、あいにく雨が降り出してきて、残念だが３０分で早々に引き揚げた。

　朝食はバイキング、７時半開始の少し前にレストランの前に着いた。本当は、飢えているみたいで早く行くのは嫌なのだが、女房が早く行こうと言うのだ。案の定、一番乗りで、まだ準備中。恥ずかしー。
　料理はまあ、標準的なレベル。食べるものは、どこのバイキングでもだいたい同じだ。ただ、好物のフルーツポンチがなかったので、減点だな。
　食後、フロントでカラオケを予約。さすがに朝から歌う人はいないようで、結果的には９時から２時間歌いまくり。採点で９３を出した女房は、意気軒昂だった。ちなみに、自分は９０に抑えた。

　部屋には和室と、いろりの食事処があって、朝夕とも部屋食だ。部屋の内風呂の外には、大きな瓶の風呂。ここの源泉は少し熱めらしいので、冷ますには水を加えるらしい。
　とりあえず、女房と貸切風呂に出かけてみた。案外混んでいるようで、先客ありの風呂が多い。空いていた風呂は、大きめの石の浴槽と、外には檜風呂の浴槽。ゆっくり温まった。風呂から出ると、ロビーとしてのスペースが茶屋になっていて、シソジュースなどを御馳走してくれる。風呂上りじゃなければ、お茶と漬物が振舞われる。
　自分は温泉は十分なので部屋に戻ったが、女房は他の風呂も入りに行った。
　部屋の外には青野川の流れ、土手の桜も有名らしいが、すでに葉桜になっている。女房が戻るまで、畳の上でウトウト。
　夕食は期待通りの豪華さで、伊勢海老のお造りと鬼殻焼き、金目鯛のしゃぶしゃぶ、あわび、などなど。でもなぜか、少し物足りない感じがした。やはり肉が出なかったからかな。
　夕食後、餅つきがあるというので土間に集まると、こんなに多くの客がいるのかと驚くほどの人。それも、若い女性が多い。餅つきは希望者ができるが、女性客が元気に参加していた。中には堂に行ったつき方をするおやじもいたが、あれは経験者だろうな。腰つきが、違う。できた餅は、みんなに振舞われた。
　プランの特典で、女将が漬けた果実酒が１杯サービスされるので、部屋への帰りに、バーに寄ってみた。数多くの果実酒が並んでいて迷ったが、洒落で「マムシ」と注文してみた。すると意外に、「あーるよ」。えっ、マジすか小六。じゃあ「スズメバチで。」、、、「あーるよ」。結局、枇杷にした。隣の若い衆は、スズメバチにしたようだ。
　何と楽しい時間、部屋に戻ると知らないうちに寝てしまった。

　河津の桜を見るために寄ってみたが、予想通り少し遅かったようだ。１０日に桜まつりは終わったことは知っていたが、今年もピークには来られなかった。また次の機会には、ぜひ満開の桜を見てみたい。
　下田を抜けて、さらに進む。今日の宿は、下賀茂温泉にある「南楽」という旅館。テレビの番組で見て、行ってみたいと思っていた宿だ。何がいいかというと、温泉がすごい。貸切風呂が１０か所１７種類、他に大浴場が２か所６種類。部屋にも温泉の露天風呂、それほど温泉が豊富だ。泉質は食塩泉で、温まるのと肌がきれいになる効果あり。なめてみたが、確かにしょっぱかった。
　