た  び
でも釣りはなし


2014年11月21日(1日目)

 
紅葉の季節になると、思い出す光景がある。中央高速の両側に広がる山々の紅葉が、どこまでも続く素晴らしさ。数年前のこの時期に旅をして感動した、その記憶が残っている。

 車を新しくしてから、出かけたくて仕方がない。連休ごとに旅行をしていては、お金がいくらあっても足りないが、車の熱が冷めるまでしばらくは続きそうだ。
 今回は中央高速を使って、長野の小布施に行こうかと思っていたが、会社の後輩に昇仙峡がいいと教わると、すぐに気が変わった。以前、近くまで行ったことがあるが、昇仙峡に行けなかったことが心残りとなっていたのだ。甲府の湯村温泉に宿を予約して、翌朝一番に昇仙峡で馬車とロープウェイに乗ることにした。
 金曜日の午後に休暇をもらい、午後2時に仕事が終わる女房の職場へ迎えに行く。警備員に疑いの目を向けられながらも待っていると、5分遅れで女房が出てきた。車自体が疑われそうな怪しい感じなので、仕方がない。
 須走から東富士自動車道に入り、中央高速へ。紅葉は少し遅かったような感じだが、それでも山はキレイに色づいている。途中で休憩を1回、湯村温泉まで2時間半のドライブだった。

こんな車です
2日目へ
デザートは、あんこ
地ビールも飲んで

 今宵の宿は、湯村温泉にある湯村ホテル。以前にも泊まったことがある、勝手知ったる宿だ。温泉が付いたビジネスホテルという感じだが、食事は2食ともバイキング。好きなものを好きなだけ食べられる、女房にぴったりのプランだ。
 自分にとっては、バイキングには苦い思い出がある。結婚直後、2人で東北へ旅行して、1泊目の夕食がバイキングだった。生まれて初めての食べ放題に、貧乏育ちの本性が仇になる。夜中に激しい腹痛と発熱、ホテルのスタッフに病院まで送ってもらった。診断は食べ過ぎ、ツアーの途中だったが強制送還となった。翌日は松島の遊覧という、ツアーのメインイベントだったのに。
 このホテルには、自家源泉かけ流しの風呂が男女で6つあるが、その中の電気風呂がビリビリして気持ちがいい。今回は宿泊者限定の隠し湯に入ったが、湯温もちょうどよく、ゆっくり浸かれたので、体はポカポカだった。