2014年11月2日（２日目）
朝起きると雨が止んでいたので、いつものように、朝食前に散歩に出た。駐車場の我が家の車の横には、同じ会社の車がとまっている。まあ、うちのより上の車はそうはいないだろうと思って上から目線で見ると、「R]のエンブレムが遠慮がちについていた。完全に、負けジャン。
熱川の温泉街を、海に沿って歩く。バスが多くとまっているホテルがあれば、廃墟となったホテルも目に付く。バブルの頃は、多くの人たちで賑やかだったんだろうなぁ。
ホテルに戻り、朝食。品数もあって十分だった。口コミが悪くて不安だったが、金額を考えれば満足できるレベルだった。
次は、松崎へ向かった。途中、道の駅「花の三聖苑」で休憩し、伊豆の長八美術館に着くころには雨が落ち始めた。入江長八は、左官として漆喰を芸術に高めた人らしい。係の人が15分程度の説明をしてくれたので、分かりやすかった。前から気になっていた、松崎の「依田」さんという人は金持ちかと聞いてみると、その通りだとのこと。ちなみに、その方は依田さんには関係なくて、松崎には１軒しかない苗字だそうな。どうでもいいけど。
次に、なまこ壁通りを通って、明治商家「中瀬邸」へ。思わず、「泣かせて〜泣かせてえ〜」と口ずさむ。
最後に、車で５分ほど移動し、重要文化財岩科学校を見学。３か所とも写真撮影ができて、説明もしてくれて、とても良心的。併設されている休憩処「開化亭」で、松崎名産の桜葉を使った餅を食べた。
この日の宿は、伊東市富戸にある「家庭懐石料理の宿 花いかだ」。松崎でいろいろ見学したため、着いたのは５時過ぎになってしまった。
県道から少し下がった斜面に位置するプチホテルで、静かな環境。部屋は少し奮発して、広めの和洋室。温泉は２４時間利用可能で、ジャグジーあり。
実は、今年の２月に予約したものの大雪のためにキャンセル。必ずまた行きますとの約束を、今回果たすのだ。
ご主人の対応も感じよくて、ゆったりした時間を過ごすことができた。我が家で一番大切にしている宿の食事は、残念ながら普通だった。ワイン２杯で酔ってしまったのか、部屋に戻って爆睡。夜中に目が覚めて、温泉へ。こんな時間に、一人で温泉。旅っていいなあと、思う瞬間。
天気が回復したので、下田まで足を延ばした。前回、下田に来た時には乗れなかった遊覧船で、クルーズを楽しむことにした。黒船を模したサスケハナ号で、湾内を20分ほど遊覧する。1200円に500円をプラスして、2階席に上がる。景色はいいし、空いているし、快適だ。
その後は、昼まで時間があるので、水仙で有名な爪木崎へ。有料駐車場の手前にある、無料駐車場にとめる。ここから坂道を5分下って有料駐車場へ、さらに10分ほど遊歩道を歩けば灯台に着く。海は迫力ある姿を見せ、柱状節理など見どころもある。
帰り、売店のおばさんと話をしたら、うまく営業されて「さざえラーメン」を食べることになった。無料駐車場までの坂道を登るには、元気をつける必要があったのだ。だが、さざえは、小さかった。
