ビーナスラインを走って、車山のリフト乗り場に向かう途中、携帯電話が鳴った。女房が出ると、おばあちゃんから御嶽山の噴火を知らせる電話。火山灰により、道路が通行止めになっているとのことだが、宿に入ってからテレビを見ようとのことで、旅行を継続。それにしても、やっと天気が良くなれば、次は噴火とは。俺は確かに、何か持っている。
リフト乗り場に駐車し、リフトを乗り継いで、車山の山頂に行く。日陰は風が冷たくて、フリースの上着を着てちょうどいい。山頂はまだ陽が当たっていて、ポカポカ。天気がいいので、遠くまでよく見える。噴火のことなどすっかり忘れて、しばらく過ごした。
昼食は、ガイドブックで調べておいたとおり、双葉SAで取ることにした。行楽の秋が始まったからだろうか、SAは混んでいる。食べようと思っていたのは、「みみほうとう」なのだが、店で聞くと「ない」とのことだった。どうやら上りの方らしい。
仕方なく、お食事処「辛夷」（こぶし）に入って、「かぼちゃほうとう」を注文する。これがボリュームがあって、おいしい。結果的には、正解だったかも。
高速を諏訪で降りて、御泉水自然園に寄ってみる。紅葉が始まりかけていて、中途半端に色づいた草木がキレイだ。昔、娘がまだ小さい頃、連れてきたことがある。その時は、トンボがたくさん飛んでいて、まだ小さい娘は何とか捕まえたくて必死だった記憶がある。その時から２０年近くが過ぎて、娘は今年、社会人になった。