東名の浜松西ICから入って、しばらく走ると前方に車のハザードランプが見えた。すでに渋滞が始まっていて、長さが３５Km、抜けるまで２時間以上と出ている。うぎゃー。
渋滞になると、要領のいい奴が登坂車線をスイスイ走っていく。その先で誰も入れてあげなければいいのだが、そうもできない。人間、図々しく生きた奴が、勝ちなのかな。
約２時間後、突然、渋滞が解消された。豊田JCで土岐方面に行くはずが、カーナビは直進を指示。最後まで迷ったが、カーナビに従わず分岐した。へそが曲がることを心配したが、カーナビは誠実に仕事をし続けた。この話、部下の社員に聞かせたい。
楽しみな夕食は、部屋食だから気を遣わなくていい。地元のビール「飛騨」を、女房と二人で１本。さらに日本酒のワンカップを１本。これで、ちょうどいい。
和懐石料理を、次々に食べていくのだが、とても食べきれない。胃の強さが自慢の女房も、さすがにきつかったようだ。
食事が済めば、あとは寝るだけ。明日の快晴を祈りながら、早い眠りについた。
計画どおり、まずはうなぎパイの工場見学へ。９時半の開始まで少し時間があるが、すでに何人も並んでいる。団体さんも、バスで到着した。東南アジアからだろうか、外人さんが多い。
申し込みを済ませると、まずはお土産用のうなぎパイをくれる。あとはいい匂いの中、製造工程を見学。売店で、今回の旅行のお土産を買う。ここまでで２０分、やけに速攻である。実は、東名高速の渋滞情報によると、時間がたつにつれて名古屋方面への渋滞が長くなるとのことで、焦っているのだ。
当初の計画では、有名なうなぎ屋さんで昼食にうな重を食べる計画だったが、それも中止して、少しでも早く下呂に向かうことにした。
2014年8月9日（２日目）
１時半、恵那峡SA（上り）の「高山ラーメン 蔵や」でようやく昼食、それにしても混んでいる。味噌ラーメンを頼んだが、野菜もたっぷり入っていて、味も濃くてうまかった。
中津川ICで中央高速を降りて、あとは下呂を目指す。付知川沿いを北上し、渓相や釣り人を横目で眺めながら１時間２０分。目的地の下呂に到着。
宿は駅の近くにある、「下呂温泉 観光ホテル湯本館」。名前からは、いかにも昭和の匂いがするが、まさにその通りの旅館だった。部屋は最上階の９階９０２号室。ソファーのある板の間と、和室が２部屋。大人数でも泊まれそうな部屋だ。
早速、大風呂に行った女房が言うには、大きくもなく、露天風呂もないとか。もしかしたら部屋の風呂が温泉なのではと思い、入ってみると、トロトロのすべすべ。間違いなく、温泉だ。
いつも旅行では、早起きしてしまう。環境が変わると眠れない、そんな繊細な人間なのだ（ホントかな）。食事までの時間、女房を誘って近くを散策することにした。
浜名湖の湖畔には散歩できるように歩道が整備されている。あまり遠くには行けないので、近くの遊園地の周りを歩いてみた。釣りをしている人が、何人かいる。台風の影響か、風が強い。ズラが飛ぶのではないかと、心配になる（嘘）。
結局、舘山寺が見えるところまで行って、２０分少しで帰ってきた。旅館に戻り朝食、和食もたまにはいいもんだ。９時過ぎに、旅館を出た。
