仕事の山も越えたし、今月で辞める女房のお疲れさんも兼ねて、伊豆への旅を企画。この前は雪で中止になったので、その分も含めて少し費用も多めにかけた。
９時に家を出発、東名で沼津を目指す。朝のうちは事故で御殿場周辺が混んでいたらしいが、すっかり回復。スムーズに駒門ＰＡへ、休憩後、沼津で降りて、三島へ。
今日の最初の目的地は、三島の鰻の老舗「桜家」。１１時からの開店ということで、早速予約表に名前を記入。開店３０分前だから、さすがに３番目だった。でも、案内のおじさんによく聞くと、既に予約表は３枚目だとか。２枚分は埋まっていて、３枚目の３番目とか。いったい、いつになったら食べられるのだろう。
事件は、突然起こった。鰻屋から駐車場の車に戻り、さあ、出発と発進させた瞬間、嫌な感覚がボディの左側から起こった。駐車場は左右が狭い上に、前方も狭いので、すぐにハンドルを左に切ったのだが、隣にとめてあった車のバンパーとこちらのボディが接触したのだ。何の意識もせず、不用意に出てしまったミスである。降りて確認すると、バンパーにはわずかに擦り傷、自分のボディの傷の方が重症のようだ。相手の車は古いので、他にも傷が多数あるが、当て逃げする訳にはいかない。駐車場の管理事務所へ電話をすると、近くの交番で相談してくれと言われた。交番に行き、事情を説明。しばらくして、相手が車に戻ったと女房から電話が入った。警官と車に戻り、事情を説明。相手は茅ケ崎の人で、とてもいい方だった。気にしないでくれと言われたが、そうもいかないと謝罪し、保険屋から連絡させることにした。こちらが旅行中だと知ると、気遣いの言葉をかけてもらった。いい人で、よかった。
夜には、ろうそくの光の中で、音楽家下山英二氏のコンサート。無料でたっぷり１時間半、心を洗われるような響きに、ここに泊まってよかったと思った。興味ある方は、こちら。
明日の爆釣を夢見て、早く床に就いた。
無料の貸切風呂が６か所、他にもいくつか風呂はあるようだが、どこに入ってもお湯は同じ。だから、部屋と貸切に１か所だけ入った。だが、我が女房は違う。全ての貸切風呂の他に、岡本太郎設計の太郎さん風呂など入れる風呂は制覇したというからすごい。だいぶ疲れた様子だったが、そりゃそうだよ。
夕食は、おいしいものを少しずつという、我が家にピッタリな感じ。特にサクラエビは、うまかった。
明日の朝は釣りだからと、車の移動と朝５時の開錠をお願いした。手のかかる、客である。
１１時が近づいてくると、どこにいたのか大勢の人が集まってきた。呼び込みが始まったが、なかなか呼ばれない。当分ダメかなと思っていると、５分ほど待たされてから呼ばれた。案外早かった。
２階に通されて、一番奥の席へ。注文は、うな重（２枚）３，６００円也。ちなみに、これが一番安かったような。待つまでの期待感が、鰻の醍醐味。約３０分後、運ばれてきたうなぎはふっくらして香ばしい。山椒を入れ過ぎて、舌先がしびれた。
うなぎが２段になっているものとばかり思っていたが、どう探しても見つからない。女房も同じことを考えていたようだが、２枚というのは２段とは違うようだ。文句を言わなくて、よかった。
2014年3月21日(金）
どこにも寄る元気もなくなり、今日の宿である吉奈温泉へ向かう。早目に着いたので、近くを走りながら、川の様子をチェック。
時間をつぶそうと、近くの「東府や」周辺をブラブラし、その後、コンビニで遊漁券を買って、目指す旅館「御宿さか屋」に入った。
テレビで見た女将が出てきて、かすれた声で接待してくれた。部屋は風情ある銘木建築の特別室『館山荘』で、温泉の内風呂も付いている。部屋は２間あって、食事は部屋食。ちょっと、無理したかな。
