伊豆へ

　仕事も一段落したあとの、三連休。仕事も一生懸命やるけど、遊びもね。女房を誘うと、俄然乗り気。じゃ、いつものドライブ・温泉・食事を楽しむ手軽な旅へと、行きますか。早速ネットで予約、評判のいいプチホテルが1室だけ残っていた。料金の安さが気になるが、評判がいいから大丈夫だろう。本当なら土日に行きたかったけど、土曜日は受診などもあり断念。日曜出発で、月曜は混雑を回避するため、速攻で帰宅という予定。
　箱根板橋からターンパイクに乗るのは、いつものパターン。朝から雨が降っているせいで、箱根は一面、濃い霧。前を走る車のテールランプを目印に、付いて行く。景色を楽しみながらドライブなんて、とんでもなかった。伊豆スカイラインに入っても、状況は変わらない。対向車線に無灯火の白い車が突然現れて、ビックリすること数回。こんな日は、点灯するのが常識のはずだが。
　今回、初めて知ったこと。伊豆スカイラインって、往復で買うと帰りが半額になるとか。たまたま係のオジサンが聞いてくれたから知ったのだが、今までだいぶ損をしてきたわけだ。情報というのは、金になるのだ。
　家を10時に出て、ノンストップでシャボテン公園まで2時間。ほとんど霧の中のドライブで、あまり楽しめなかった。

　伊豆には何度か来ているし、シャボテン公園の名前は聞いていたのだが、入ったのは今回が初めて。チェックインまでの時間調整が目的だが、駐車代500円、入園料一人1800円は少々キツイ。後で知ったのだが、ホームページから200円の割引券が印刷できるようになっていた。またしても、情報は、金なり。
　車から降りると、寒さに驚いた。慌てて、上着を着て、さらにゴアのレインウェアを羽織る。半袖短パンという、真夏の格好で行ってしまったが、とんでもなかった。
　園内は広く、動物がいっぱい。子供たちが小さい時に連れてきてあげれば、さぞ喜んだことだろう。大人二人でも、結構楽しめたけど。ちなみに、サボテンはしばらく見ているうちに飽きてしまう。売ってもいるが、我が家はサボテンさえ枯らしてしまう家なので、買わなかった。

午後2時、遊んでいるうちに天気も回復。霧も晴れたので、大室山に登ってみることにした。女房は2回目らしいが、こちとらは初めて。急斜面をリフトで登る。山頂はカルデラがあり、アーチェリーの練習場になっている。山頂を一周できる歩道が整備されていて、せっかくだから歩いてみることにした。眼下には、いずれ住むことになるかもしれない（宝くじが当たったら）緑の別荘地、海は広く青い。風は少し強いが、上着を着ているのでちょうどいい。一周して、いよいよホテルへ。

　今日の宿舎は、大室山から３分のプチホテルノースイン。駐車場は４台、一番乗りだから出やすい場所を選べた。隣のレストランも同じ経営で、こちらにも駐車できるとか。
　受付には誰もいないので、内線電話をかけると、すぐに来てくれた。普段は、レストランにいるようだ。感じのいい方で、後で聞いたところによると、こちらに嫁いで１４年だとか。北海道出身の旦那さんの家族と一緒に、ホテルとレストランを経営しているらしい。
　食事はレストランでコース料理、温泉は１時間貸切にできるから、好きな時間帯をキープできる。部屋は天井の高い、小奇麗な洋室。広さも、ちょうどいい。残念なのは、トイレがウォシュレットなし。値段が値段だから、それは仕方がないけど。（二人で１５，７００円也）
　６時１５分、隣のレストランへ夕食に出かけた。前菜、パスタ、サラダ、パンまたはライス、魚、肉、デザート、コーヒーというコース。決して高級食材を使っているわけではないが、どれも味がしっかりしていておいしかった。食通？の女房も、満足したらしい。
　食後、温泉へ。風呂は広く、サウナもある。湯は無色透明だが、よく温まる感じ。露天風呂もあり、ジャグジーも付いていた。１時間の貸切だが、３０分で茹ってしまった。
　　　　　　　　　　　