時間は早いが、今日の宿「箱根仙石原プリンスホテル」に向かった。ゴルフ場に隣接したホテルからは、広い芝生の大地が見渡せて気持ちがいいが、それがここの売りなのかも。
施設は立派で、中もキレイで広い。いかにも「高級です」という感じ。スタッフも皆キビキビ動いている。プリンスで働いています、という自負を背負っているように見える。
案内された部屋は１階の小さな洋室。とは言え、室内はキレイだし、ゴルフ場は見えるし、広さだって必要十分な感じ。そういえば、このゴルフ場「大箱根カントリー」には、過去に一度だけ来たことがある。職場のコンペだったのだが、第１組の１番に打つのが自分で、みなが見ている中、大変な緊張をしたことを覚えている。その時、すごい失敗をしでかしたのだが、今となってはいい思い出だ。
夕食前にひと風呂浴びようと大浴場へ行ったのだが、団体客が占領していてみなが交わす会話に入れずに、黙々と湯に浸かって帰ってきた。貸切風呂とかあったらいいのだが、そういうホテルじゃないようだ。
夕食は、いくつかの選択肢から好きなものを選ぶ形式。どれも美味しくて、さすがプリンス、と納得した。
部屋に戻り、いつものように寝てしまったが、女房が11時過ぎに風呂に入ると、隣の男湯が大騒ぎだったとか。団体客が知り合いばかりなので気が大きくなったのだろうが、プリンスとは言え客層は伊東園より悪いのかもしれない。
チェックアウトしてから、県道732号線(旧東海道）を上がっていく。途中、七曲と呼ばれるカーブの連続があり、バイク野郎が多いことも納得する。
上り切ってからは下りになり、元箱根まで下る。平日だというのに、多くの観光客が溢れている。箱根峠方面に進み、途中にある「町立森のふれあい館」に寄った。無料で入れる券があるからというのが、ここを選んだ単純な理由だ。
館内の展示をひと通り見てから、建物の外にある坂道の遊歩道を上る。奥には芝を張った広場があるが、入場者は自分たちだけ。一番奥まで行ってからは、細い遊歩道を下る。芦ノ湖畔の「白浜入口」という場所に出た。車が数台止まっているが、何か遊ぶ場所でもあるのだろうか。湖を見てから、駐車場までは上り。車の所まで戻った時には、女房は汗だくになっていた。
次に、湖畔の無料駐車場まで移動、そこ車を止めて、歩いて「箱根駒形神社」に行った。境内には駒形神社のほか、｢箱根七福神 毘沙門天社｣｢蓑笠明神社｣｢犬塚明神社｣がある。ひっそり静まり返っていたが、キレイに管理されている感じだった。ここでは、御朱印をゲットできた。
次は、すぐそばにある「芦川の石仏群」を見に行った。箱根旧街道の脇に、いくつかの古い石仏が並んでいる。箱根の芦ノ湖沿いは昔からの交通の要所で、村落もあったとか。旅人のいろいろな思いが石仏を作らせたのだろうが、今となっては寂しさだけを感じさせるだけである。
コンビニで軽食を食べて、仙石原を目指して車を走らせる。途中の「環境省箱根ビジターセンター」で時間調整。もう何度も使わせてもらっている施設だが、以前に比べ湖面が見えなくなった気がする。前面にある木の枝が伸びたせいなのかな。
