戸田へ

　3時少し前、本日の宿である「磯味の宿　魚庵ささ家」に到着。隣りにある駐車場も広いし、建物も5階建てでそこそこ立派。一歩足を踏み入れると、何となく魚臭い。さすがに魚料理を売り物にするだけのことはある、でもちょっとね。チェックインを済ませ、エレベーターに乗ると、ここも何となく魚の匂いが。
　部屋は３階の和室、畳も新しいし、エアコンも効いていて快適な部屋だ。窓の外には、お寺と墓地が見えた。海からは少し離れているので、景色はイマイチだ。
　温泉は男湯、女湯、そして貸切風呂。空いていれば、自由に入れる。早速、女房と行ってみると、ラッキーにも空いていた。小さな内風呂と、露天風呂。空を見ながら、旅の汗を流す。

　冷川でスカイラインを降りて、戸田を目指す。途中、修禅寺を通るが、この前行ったばかりだし、特に寄りたい場所もない。早めに宿に着いたら、近くを散策してみようと考えた。
　途中、「中伊豆ワイナリー」の大きな看板を発見、女房が寄ってみようと言う。時間つぶしにいいかと、期待せずハンドルを切る。別荘地の中を抜けて、その先にある建物が見えると、その立派さに驚いた。周りにはなだらかなブドウ畑の丘、駐車場もたくさんある。
　そういえば、今日は大安。ワイナリーにはチャペルもあって、結婚式ができるようで、礼服を着た人たちが多い。
　女房はワインの試飲に目を輝かせ、飲めない私は、周辺のすばらしい景色に目を輝かせた。ブドウ畑にも行ってみたが、たわわに実ったいろいろな種類のブドウに、つまんでみたい衝動にかられた。
　

　予定では、戸田港でクルージング船に乗って、昼は三島でウナギを食べて、帰途に就くつもりだったのだが。台風が近づいている上に、警報も出ている中で、即、帰宅と決めた。
　あとはカーナビの言うまま、西伊豆の海岸沿いを北上し、沼津インターから東名高速へ。途中、ＰＡで休憩しても、家に帰ったのは１１時前だった（早っ！）。

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　このところ、仕事の方で悩む日々が続いている。他の職場の人たちからも心配されるほど、苦境に陥っているのだ。今月は大きな山が二つあって、まずは今週が第一の勝負だった。結果は上出来とは言えないが、まあ何とか終わってホッと一息。
　せっかくの3連休だから、ストレス解消もかねて、伊豆にうまいものを食べに行くことにした。
　台風が近づいているのが気になるが、10時に家を出発。朝のニュースで東名の下りが渋滞していると聞いていたので、いつものように箱根新道を目指す。ところが、途中のカーナビの情報で、新道が渋滞していることをキャッチ。久しぶりに、ターンパイク通行の許可が女房から出た。
　気持ちよく坂道を登って行くが、大観山が近づくにつれ、霧で前方視界が厳しくなってくる。伊豆スカイラインも同様だったが、冷川が近づくと、やっと明るくなってきた。昼食は、また「峠の茶屋」にした。落ち着ける建物、おいしい食べ物、とても気に入っている。

　　修禅寺を素通りし、戸田に向かう。途中にある、達磨山レストハウスで休憩。展望台からは、駿河湾から沼津方面、さらには富士山までキレイに見渡せる、はずなのだが、この日は台風の影響か、雲がかかって見えなかった。
　達磨山高原オリジナルの、黒米ソフトを食べる。どこが黒米なのか分からないが、味は良かった。

　朝６時、温泉に降りていく。貸切は先客あり、仕方なく男湯へ。こちらは２人だけ、一人は出るところで、一人は露天風呂に入っている。一人内風呂を占領して、ジャグジーで体を目覚めさせる。
　朝食も、まあまあの品揃え。珍しくおかわりなんかして、ゆっくり食事を楽しんだ。
　

　お待ちかねの部屋での夕食は、船盛り付きの豪華なプラン。いかに我が家が、食い物中心かというのが分かってしまう。刺身は、アワビ、伊勢海老、サザエ、ボタンエビ、鯛、、、後は分からない地魚たち。ブリの豆乳シャブシャブ、深海魚「とろぼっち」の春巻揚げ、ローストビーフ、カサゴの煮物、ゆで蟹、蒸し伊勢海老、などなど。オプションでタカアシガニも注文できたのだが、しなくて良かった。
　ビールが効いたのか、それとも疲れが出たのか、布団の上で横になっていたら、そのまま寝てしまったようだ。夜中に目を覚ますと、外は強い雨音。台風の影響で、相当降っているようだ。