9時、チェックアウト。一路、河津桜まつりを目指す。前回、イズー（動物園）に来たとき、次は桜が咲く頃に来ようと考えていたのだ。40分ちょっとで到着、駐車場がたくさんあって、どこに入れたらいいのか迷う。メイン会場の近くへと考え、前の車に続いていったら、大きな駐車場に入れた。１回５００円也。でも、Ｂ級グルメ会場の横で、桜にも近く最高の場所。早速、桜を見に行った。
ちょうど昼頃となったので、Ｂ級グルメで「富士宮やきそば」と「げんなり寿司」を買って、二人で半分ずつ食べた。会場の椅子が空いてなかったので、近くの建物の階段のそばに座って、ワイルドに食べた。だが、途中で何か臭い。気になるから場所を換えようとしたが、女房は大丈夫だとか。我慢して食べたが、やはりすぐ後ろに浄化槽の蓋があったのだ。さすがに、女房はワイルドだ。
あとは、帰るだけ。せっかくだから、前回分からなかった天城から冷川への近道を探して帰ることにした。天城峠を下り、浄蓮の滝を過ぎた先を右折。県道５９号を上がっていくと、これまた山の中の道だ。途中、ワサビ田があるだけで、見るものもない。修善寺を回るよりは近いはずなのだが、カーナビの示す道を行く方が正解かもしれない。
冷川からは伊豆スカイラインを来て、ターンパイクを使わず箱根新道で降りてきた。それほど混んでもいないし、何せ無料というのは嬉しい。時間帯にもよるが、今度はこちらを使おうと女房が主張した。
てな、短い旅行でした。
2日目の朝も、冷え込んだ。そういえば、朝食の時間は教えてもらわなかったが、たぶん8時だろうと勝手に決めた。いつものように、女房と近くを散歩。本当に何もないので、当てもなく歩く。少し先に見つかったモーテル（？）には、”満”のマークが。さすがに、3連休だ。
ホテルに来ている人たちの車を見ると、ＢＭＷ、ＡＵＤＩ、そしてうちの国産車の順で止まっている。やっぱり外車はいいなあと女房に言うと、それでも泊まっている所は同じだから大丈夫だとか。なるほどね、でも何が大丈夫？
8時、食事のアナウンスがあった。スクランブルエッグの香ばしさ、焼きたてパンもカリカリ、サラダも新鮮でおいしかった。
人はたくさん出ているが、桜が咲いてない。どの枝も、つぼみが大きくなってはいるが、たまに１、２の花びらが開花しているだけ。桜まつりは５日から始まってはいるが、今年は寒さで遅れているようだ。今日は花見というより、枝見である。人の波に合わせて歩いて行くと、テキ屋の兄ちゃんが、１本だけ咲いている木があると教えてくれた。それを楽しみに、歩く。菜の花と水仙がきれいに咲いて、いい匂いが漂っている。桜が満開になる頃は、人が何倍もいて、歩くのさえ大変なんだろうな。
枝見にも飽きて、川の水の中に魚影を求めたりしながら進んでいくと、ピンクの木が視界に入ってきた。テキ屋の兄ちゃんが言ったとおりだ。１本だけでも、河津桜の濃い紅色を見られただけでも嬉しい。適当に先まで行って、橋を渡って反対側を戻って来て、さらに原木を見に行って、車に戻った。
楽しみの夕食は、サラダ、サーモンとタコの前菜、スープ、ニジマスの煮たやつ、ステーキ、デザート、コーヒーというコース料理。出されるタイミングも絶妙で、満足。カメラを見つけたのか、ご主人から、「写真を撮りましょうか？」と声を掛けてくれた。ありがとうございました。
ＢＧＭでかかっていた徳永英明のカバーで「ダンスはうまく踊れない」について、女房にうんちくを披露する。元々歌っていたのは井上陽水の元妻だった、石川セリだよと得意げに話す。するとご主人が、「高木澪です。」と訂正。ゲッ。
寒い一日だったので、まずは温泉で体を温めなくては。時間で貸切になる露天風呂が一つあるので、早速予約。本当は、内風呂がよかったが、部屋のユニットバスしかないらしい。せっかくだから温泉に入りたいので、意を決して1階の風呂場へ。着替え、洗いは屋内だが、湯船は外だ。ギャーッとか言いながら、湯船に沈む。熱めのお湯が、ちょうど良かった。